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11回目の投稿をさせていただきます。
メタルワークスの山下元気です。
今回は前回の続きで『屋根葺き』までの現場の流れを紹介します。前回はタイトフレーム溶接までの施工が完了しました。次は屋根の荷揚げになります。荷揚げの合図者・玉掛作業者(吊り具を用いて吊り上げ、移動させます。その際、荷掛および荷外しの作業を行う人)は『玉掛』の資格が必要になります。弊社では全員が取得しております。屋根材は長尺もので、10m〜20mが多いので、荷揚げの際は周囲を確認しながら作業を行います。僕の個人的な意見ですが、屋根材の荷揚げが1番難しいと思います。長尺もので他にある物は、鉄骨の梁や柱ですが、これに比べ板金の屋根は軽いので風の影響をたくさん受けます。ひどい時だと屋根材が折れて落下することも考えられます。安全を第一とし、中止する判断力も必要となってきます。屋根材を鉄骨に乗せる際も、長尺ものなので仲間たちとの連携が必要になってきます。難易度の高い荷上げだと思います。
荷揚げが終われば次は屋根葺き。束にして屋根材を荷揚げするので、そこから少し歩いて運ばなければいけません。お気づきでしょうか?場所は梁の上。さらにタイトフレームが付いているので、より歩きにくい場所を屋根材を持って運ばなければいけません。知り合いの鉄骨屋さんに聞いても、タイトフレーム付いた状態で梁の上を歩くのはすごいと話しておりました。みんなで屋根材を持って運ぶので、1人がバランスを崩すと全員が危険な状況になります。声をかけ合って仲間たちと連携を取らなくてはいけません。
屋根の荷揚げ・葺きに関しては自分の不注意で仲間まで被害がある作業になります。1人での作業の時も安全には気を使いますが、屋根施工の際はさらに仲間の安全も考えながら仕事をしております。
次回は『カメラマン』について書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。